すっかり秋めいてきましたね。秋の夜長…と言いますが、毎年この時期は寝違えを訴えて、来院される患者さんが多いのです。
睡眠中、長い時間にわたって無理な姿勢をとっている為に、血流が悪くなり、筋肉も固まりがちになります。
そのような状態で起床時に無理に動かす事で、寝違えが起きてしまう事があります。
体が温まっていない内に、ハードな動きをすることで、痛めてしまう事と同じですね。
・寝違えに対しての応急処置は?
まずは無理に動かさない事!つまり安静が第一です。鎮痛効果のある冷湿布を貼って頂き、無理のない範囲でその上から、アイシングを行ってみてください。気持ちが良いからといって、お風呂等で温めるのはNG。逆効果で痛みが増す可能性があります。場合によっては、市販の解熱鎮痛剤を用いるのも効果的です(用量用法は商品の説明をお守りください)。
・当院の「寝違え」に対しての治療
無理のない姿勢をとって頂き、ハイボルテージ療法(=高電圧刺激療法)という特殊電療を行います。
従来の低周波治療器に比べると、深部に強い刺激を入れていくことができます。これにより、高い疼痛抑制効果が期待できます。痛みを自覚する場所はもちろん、トリガーポイント(筋硬結)を中心に効果的に電療を行います。
痛みの強い段階で、強いマッサージ等は当院では行っておりません。
・その後のケア
ある程度痛みが落ちついてきた段階で、体全体を診させて頂きます。筋肉を緩めながら、骨盤等の歪みを確認し調整することで、「寝違え」を起こしにくい状態を作ります。
また治療を続けていても、症状の改善がみられない場合や、他の症状(しびれ、発熱等)がある場合は、医療機関での診察をお勧めする事もございます。まずはお気軽にご連絡下さい!