当院では通常の診療以外に、高齢者や運動習慣がない方を対象とした健康体操教室『健康武道体操』を月曜と金曜の週2回行っております。
これは空手を中心とした武道や格闘技の稽古をベースに、高齢者向けにアレンジしたもので、「明るく」「無理なく」「楽しく」をコンセプトに行っております。
その中の運動のメニューの一つとして行っているのが、『片足立ち』です。
一般的に『片足立ち』には
・むくみ予防 ・バランス強化 ・体幹強化
そして
・動脈硬化 ・脳梗塞
…等にも効果的と言われています。
また
・老化防止 ・認知症予防
…にも効果があるとされ、当院でも体操のメニューに片足立ちを入れるようになりました。
そもそも当院の『健康武道体操』は空手の動きがベースです。
空手には蹴りがありますので、蹴りの動きをゆっくりを行う事で、必然的に『片足立ち』を行う事になります。
バランスよく蹴りを出す運動を行う事は、軸足の使い方が大切になり、安定した姿勢を保ちながら、蹴りの動きを行う事で、骨盤周りの筋肉の弱いところに刺激がはいります。
結果、骨盤の矯正にも繋がると考えています。
但し、連続して蹴りを行う事は、いわゆる「ごまかす」事も可能ですので、蹴りの動作とは別に、また安全性と効果を考え、『片足立ち』での「静止」運動を取り入れています。
余談ですが、『片足立ち』での「静止」運動は手を横に水平に広げて、膝を上げるのが一般的ですが、当体操の『片足立ち』は、武道体操らしく顔面ガードをして両手を挙げ、脛ブロックのポーズで膝を上げて行います。
体操の中では、時間が限られているので、片足20秒づつ行いますが、ご自宅で行う場合はまずは1分間を目指して行ってみてもいいかと思います。
もちろん転倒の危険も忘れずに、グラついてもすぐにつかめるような背もたれがある椅子や、壁の側で行って下さい。
ちなみに
片足立ち1分でウォーキング約50分相当の筋トレ効果
…という医学的見地もあります。しかし、だからといってウォーキングはせずに片足立ちだけすればいい、と考えるのはナンセンスで、可能な方は無理なく両方組み合わせて行う事をお勧めいたします。
それでも
なかなか一人では続かない…とお悩みの方は
是非、当院の『健康武道体操』に遊びにいらして下さい。
皆で一緒に、「明るく」「無理なく」「楽しく」体を動かしましょう!
詳細はこちらです。