6月になりました。
日々の気候の変動に、梅雨が近づいているのを体で感じる毎日です。
当たり前かもしれませんが、毎日仕事をしていると、色々な事が起こります。
そして不思議とその色々な事が連続して起こる事があるのです。
新患様の予約が続け様に入る日。
逆にキャンセルが続く日。
同じ症状や同じ部位を怪我されてくる方が続く日…等々。
今日連続してご来院されたのは
『前回に来られたのが、5年以上前の方』がお二人
5年前というと、コロナ禍が始まる前位ですかね。
お一人目は、左肩の可動域制限…肩関節周囲炎、いわゆる五十肩の状態。
前に、横にも、後ろにも、いきにくい…肩関節周辺の組織が固まってしまっている(拘縮)の状態。
触診をしてみて、筋肉はもちろんですが、まずは関節の周りにある組織(関節包)の拘縮の除去による可動域拡大を一番に考え治療開始。
お二人目は、左股関節の前面の痛みで来院
まずは股関節よりも先に、膝関節が伸びていない事(伸展制限)に目がいきました。
膝が伸びないと、必然的に股関節が曲がる事になるので、それを説明して【股関節】のみの治療ではなく、骨盤から下肢全体の治療…特に膝の調整を進めていく事で、患者様も同意。治療開始。
…てなわけですが、今回は症例にもとづく内容がメインではありません(笑)
※肩関節周囲炎、股関節制限…等はまたあらためて、書いてまいります。
初めにも書きましたが、お二人の共通点は【前回に来られたのが、5年以上前の方】という事。
前のご来院から5年以上経っているのに、また当院にご来院頂いた事にまずは感謝です。
治療が始まってしばらくすると、お二人ともこの5年間にあった『大変だった事』『苦労された事』『いまでも心配な事』等を、話始めました。
それはコロナ禍だったから起こった事、またそれとは関係なく身の上に起こった事等、一セラピストである私に沢山話して下さいました。
私はセラピストですから、目の前のお体の組織にアプローチして、治療を行っていきます。
でも痛みの原因は、肉体的なものだけではなく、メンタルな部分からも大きいと言われています。
今回の治療はお二人とも、可動域の拡大、機能改善を第一に施術を行いました。
施術の終わった段階では、若干の可動域の拡大は認められたものの、まだまだ治療は始まったばかりです。
今回の治療内容と今後の計画をお伝えして、最後のお会計の時もお二人から、偶然にも同じ内容の言葉を頂きました。
『しばらくまた通います。施術でもちろん体は楽になったけど、久しぶりに先生に色々聞いてもらえて、気持ちも楽になりました。』
私は心療内科の専門家ではありませんので、適切なアドバイスが出来るわけではありませんが、そう言って頂けるのは、治療技術を褒めて頂くのと同じ位嬉しいです。
すこし期間が空いたとしても、全く気にすることなくご来院頂けるような空間を作っていきたいと思います。
もちろん専門家としての、お体や健康についての知識や、治療技術も日々アップデートして、患者さんをお迎えしてまいります。
お気軽にご来院下さい。