今回は、膝の痛みにより「夜も眠れない」とお悩みだった患者様の症例です。 ■ ご来院時の状態 80代女性。 以前は自転車に乗って買い物等をされていましたが、膝を悪くしてからはワゴンを用いて徒歩にて移動。整形外科にて「変形性膝関節症」と診断され、ヒアルロン酸注射などの治療を継続されていました。 しかし、 ・膝の痛みが強く ・夜も眠れない日が続いている ということで、当院にご来院されました。 ⸻ ■ 当院での考え方 変形性膝関節症の場合、 骨の変形など「構造的な問題」は確かに存在します。 ただし、痛みの原因はそれだけではありません。 当院ではまず、 「今出ている痛みの原因はどの組織なのか?」 という視点で、問診と触診を丁寧に行います。 ⸻ ■ 今回の痛みの原因 評価の結果、 膝の変形の影響もあって 膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい) が硬くなり、 いわゆる“繊維化”を起こしている状態と判断しました。
この脂肪体はクッションの役割を持つ重要でゼリーのような組織ですが、 硬くなることで動きが悪くなり痛みの原因となることがあります。 ⸻
■ 施術内容 今回は、この膝蓋下脂肪体に対して ・柔軟性を取り戻すための手技 ・組織の滑走を改善するアプローチ を行いました。 また、症状の性質上、 継続的な施術が必要であることもお伝えしました。 ⸻ ■ 施術後の変化 翌日もご来院いただいた際に、 「昨日はグッスリ眠れました」 という嬉しいお言葉をいただきました。
⸻ ■ 今後の方針 今後は、 ・膝蓋下脂肪体への施術を継続 ・膝関節のアライメント(配列)の調整 ・膝関節を挟む、股関節と足関節の可動域改善 を並行して行い、 より根本的な改善を目指していきます。 ⸻ ■ 最後に 「変形しているから仕方ない」 「年齢的に良くならない」 そう思われている方も多いですが、 実際には“痛みの原因”は別にあるケースも少なくありません。 今回のように、 適切な評価とアプローチを行うことで、 症状が改善する可能性は十分にあります。 膝の痛みでお悩みの方は、 是非一度!当院までご相談ください。