先日、金曜日の【健康武道体操】にご参加頂いている方から、ご相談を受けました。
その方は、60代半ば(とても若々しく、全然60代には見えませんが)の女性で、剣道6段の猛者!
その日は脚を引きづって来られて、体操に出ていいか、相談してから決めたくて、とりあえず来ました…との事でした。
一ヵ月位前から左足の小指側の側面が痛いとの事。
整形外科を受診して、【足底筋膜炎】との診断を受けて、湿布を処方されたが、なかなか良くならないとの事。
ちなみに足底筋膜炎は、踵の痛みが出る事が多い疾患です。
その時は痛みが強く、安静が必要と判断し、体操はお休みして頂きました。
以前から、このHPのブログでも書いていますが、私はどんな疾患で来られた方でも、可能な限り足の状態を細かく診る事にしています。
一般の方でも多くの方がそうですが、この方のように武道やスポーツをされている方の多くに、足の骨の不整列が挙げられます。
足の骨の中でも、「足根骨」は本来あるべきの位置から外れていて、それが元で体の各箇所に問題を起こしているのです。
本日の患者さんの足を診させて頂いたところ、最初に目に留まったのが外反母趾、次に足底アーチの欠如(偏平足)、そして触診すると、立方骨と第5中足骨の間のあそびの欠如(この箇所が痛みの主訴でもあります)、立方骨の下方への不正…等、様々な問題点が見えてきました。
その上で、さらに検査を進めていくと、仙腸関節(骨盤)の不具合等も。
一般の医療機関では、このような診方はなかなかしないので、我々のような徒手療法家ならではかと思います。
その後、それぞれの問題点を、丁寧に調整していきました。
すぐに効果が出たのが、股関節の可動域。股関節自体の調整をしていないのに、かなり動きは良くなりました。
医療機関でレントゲン等の検査をするのは、非常に大切。
それに伴って、医師の指示のもと、リハビリなり投薬による治療も、非常に大切。
でも、もしそれでなかなか結果が出ない場合は、違った診方によるアプローチも効果的かと思います。
上記のような例でお悩みの方…よろしければ、いつでもご連絡下さい。